A) 食卓の上に置かれた山盛りの野菜炒め。みかんはため息をつき「油っこいもの食べて、胃がもたれない?」と聞くと母は上機嫌で「ヘーキ、ヘーキ。じょーぶだけが取り柄なんだから」と答える。昼食後、みかんは本屋さんに出かける。そこで偶然幼なじみの愛ちゃんに会う。お互いの家族の話になり、愛ちゃんはすこし聞きにくそうに「お母さんも大丈夫?」と言う。みかんはなぜ母のことを心配されたのか分らず…。 B) タメ息をつきながら「あたしってさぁ、加減を知らないっていうか、しつこいところあるのかな?」と母に聞くみかん。「ええ…?」と母。みかんは服の整理をしていて、洋服に付いた毛玉を取っていたらボロボロになってしまったことを話す。それを聞いた母は「ぷっ」と吹き出し笑う。ムクれるみかんに母は「別に気にしなくていいと思うよ」と話し出す…。