ロッチナの手を逃れたキリコは、ウドの街を彷徨っていた。悪徳と退廃が支配するこの街で、キリコは再び地獄へ落ちる。暴走族ブーンファミリーの人狩りにあったキリコは、町外れのヂヂリウム採掘場へと連れて行かれ、他のウドの街の住民とともに強制的に採掘作業に狩り出される。しかし、劣悪な環境のために次々と男たちが倒れていく中、怒りの頂点に達した人々はついに暴動を起こした。キリコもそのどさくさに紛れて脱走するが、ブーンファミリーのホロがその後を追いかける。追いつめられたキリコは絶体絶命の窮地に立たされた。だがその時、どこからともなく放たれた一発の銃弾によってホロは倒れ、逃げおおせたキリコはスクラップ場に放置されていたアーマードトルーパー(AT)のコクピットに潜り込んで寝入ってしまう。百年戦争はようやく休戦となったが、戦場しか知らないキリコにとって、そこはもっとも安堵できる場所なのであった。
Name | Type | Role | |
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Fuyunori Gobu | Writer | ||
Ami Tomobuki | Director |