幕末の京都。のちに新選組となる「壬生(みぶ)浪士組(ろうしぐみ)」、通称“ミブロ”の土方、沖田との出会いから、心優しい少年「にお」の運命が動き出す。命懸けの“ド青春”新選組、開幕!
京の街を守る剣客集団「壬生浪士組」、通称“ミブロ”の一員となったにお。寝食をともにする屯所を訪れ、隊士たちと顔を合わせると、いきなり相撲で勝負することになり…。
におが“ミブロ”に加わって3⽇⽬の朝、⽥中太郎という⾒慣れない少年と出会う。同世代の太郎が気になるにおだったが、そんな中、芹沢が仲間を斬ったことが判明し……︕︖
はじめとの勝負に敗れ、自分の無力さを痛感したにおは、稽古に励む決意をする。その後、見廻りで子供を人質にとった男を発見。におは思わず「その子を放せ!」と叫び……!
「会津藩から正式にお預かりの話が出た」という芹沢鴨の報告を受け、山南敬助は尊王攘夷の嵐吹き荒れる京の街で、「命を懸けて戦う覚悟はあるか」とミブロ一同に問う。
暗殺者の木村寿太郎に襲われるにおとはじめ。一触即発の状態で、におは話し合いを提案する。寿太郎は「君らはだまされているのだ」と異国を排除すべき理由を語り始め……。
「僕たちを襲わせたのは世都くんだよね」と聞くにお。世都の答えは……。そんな中、暗殺者らが出入りしている宿をつかんだミブロ。しかし、宿には優しそうな老人がいて――。
会津藩を襲う暗殺者「五匹の悪魔」最後の一人、宗助は消息のつかめない仲間たちを尻目に京から逃れようとしていた。ミブロは宗助を追い詰め、におは真剣勝負に挑む!
ミブロの隊服にする揃いの羽織を作るため、婆ちゃんの団子屋を訪れたにお。そこで自分の戦う理由を確信したにおは、人生において重大な人物と出会うことになる……。
ちりぬ屋にあらわれた謎の少年・菊千代。団子を注文するが、金はないと言うなどただならぬ様子。そんな中、店に入ってきた怪しげな大男が突然刀を抜き放ち…!?