いよいよ映画『潮騒のメモリー』の撮影が始まった。共演する鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)は、アキが役になりきるための方策として、一緒に暮らすことを提案、奇妙な共同生活が始まる。映画の撮影が進む中、アキは難題に直面する。恋人の種市(福士蒼汰)ともまだキスをしたことがないのに、共演相手とのキスシーンが迫っていたのだ…。一方、北三陸にいる春子(小泉今日子)は、かつての生活を取り戻そうとしている夏(宮本信子)を見て、東京に戻ることを決める。アキは、ついに映画の撮影の最終日を迎え、母親役の鈴鹿ひろ美とのクライマックスシーンに挑んだ。そして次に映画の主題歌のレコーディングに挑戦。春子や太巻(古田新太)が立ち会う中、アキは必死に「潮騒のメモリー」を歌うが、なかなかOKが出ない。そこで手本を示すため、春子が歌うことに。かつて、鈴鹿ひろ美の替え玉としてこの曲を歌った春子。複雑な思いを巡らせていると、そこになんと鈴鹿本人がやってきて…。