朝陽(大和田健介)と斑目(鈴木一真)は、“キヌ”の真相を探るために旧病棟の最上階に向かう。しかし、琉奈(夏帆)や彩香(川上ジュリア)が見た「壁の扉」は見当たらなかった。 朝陽は父である院長の隈川圭太(春田純一)から、明治時代に起こった“キヌ”にまつわる呪い話と五十年前にも同じような出来事が起こっていたことを知らされる。圭太が今回の元凶を琉奈と考え、病院から去るように命じていたことを知った朝陽は、急いで琉奈のアパートへと向かう。 その頃、病院では日に日に怪奇現象が増えていた。患者たちも怯え、ナースたちも堰を切ったように「怖い」「こんなところ辞めたい」と口々に語りはじめた。