人気ミステリ作家・蓬城静流(荻野目慶子)の夫・田橋(江藤潤)の遺体が発見された。遺書が残されており自殺と見られたが、拳銃に不自然な細工があったこと、クッションと百科事典が一冊現場から消えていたことなどから、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は他殺の可能性を探り始める。 夫の自殺にもなぜか冷静な静流。最近では新作も発表されず、スランプという噂も流れていたとか。田橋の妹の話では、静流は田橋を小間使いのようにこき使っており、夫婦仲も良くなかったとか。が、美和子(鈴木砂羽)によると、年に1回は必ず2人で温泉に行くなどオシドリ夫婦のように見えたという。 しかし、静流のアリバイも曖昧だ。右京らは静流に田橋の死が他殺で、さらに静流がその容疑者であることを直接ぶつけてみる。が、なぜか余裕で受け流す静流は「動機がわかったら教えて」と右京らを挑発する。