自分と亮太の白血球の型が合っていたことを知った恭介は、怒りに震える。しかも、珠希はその事実を知っていたという。知っていながら、何もなかったように加賀見家で暮らしている珠希を、恭介は理解できなかった。悟も今初めてその事実を知り、衝撃を受けた。恭介は、取り返しのつかない嘘をついた謙治を糾弾する。加賀見病院を守るためには仕方がなかった、と平然と答える謙治。亮太に生きていてほしくなかったのではないか、と恭介は憎しみの目で謙治に詰め寄った。翌日、希和子と謙治の会話を耳にした珠希は、凍りつく。自分の出生に関する真実が…。