珠希は恭介と結ばれるが、自分たちの愛は許されないことだ、と自分にも恭介にも言い聞かせる。英夫の死について謙治を追及していた亮太が突然、意識を失う。白血病が再発したのだ。謙治の秘密を公表しないかわりに、自分の病気を誰にも話さないよう謙治に口止めをする亮太。その夜、亮太は珠希との同居を解消する。死を覚悟した亮太の悲壮な思いを、珠希は知る由もない。石川が妻の心臓移植のことで謙治に相談にくる。同情した謙治は、恭介に執刀させることを申し出る。亮太は謙治の勧める入院も治療も頑なに拒否する。覚悟を決めた謙治は、亮太の病気のことを皆に打ち明けた