ある夜、珠希は石川教授に呼び出されて、恵の店へ行く。すると、石川が亮太を伴って現れる。石川は言葉巧みに珠希に過去を告白させようとするが…。石川が去り、珠希は亮太と残される。自分の人生を狂わせた珠希を苦しめるために、加賀見家を滅亡させてやる、と語る亮太。13年前、あのまま死んだほうが幸せだった、と吐きすてる。その言葉に、珠希は思わず、亮太の頬を叩いた。どんなことをしても、亮太に生きていて欲しかった、自分にとって亮太は10歳のときに別れた可愛い弟のままだ、と取り乱す珠希。