難手術は成功した。「お疲れ様でした」と声をかける珠希に、右手を差し出す恭介。珠希はためらいながらもその手を握り返した。手術の成功はマスコミでも報じられ、謙治はにんまりとする。謙治が自分の野心のために手術を利用したことを知り、恭介は憤る。