大川端に武家娘の水死体があがった。通りがかった吉宗(松平健)と龍虎(龍虎)が死体を調べてみると、首を絞められた跡があった。この娘は、殺された後で大川に投げ込まれたようだ。娘の身元は、尾張藩出入りの呉服商・宗兵衛(遠山金次郎)の娘・お艶(水島美奈子)。尾張藩主の側室・お熊(北川めぐみ)のもとに奉公にあがっていた。そして、藩主の子供を身ごもっていたという。尾張藩で権力をふるうお能の父・根岸道斉(藤岡重慶)。そんな道斉とお能にとって、藩主の子を宿したお艶は邪魔者だ。吉宗は2人がお艶を殺したとにらむ。【以上、角川書店刊「週刊ザテレビジョン」1983/05/20号より引用】『暴れん坊将軍』第1シリーズ(放送期間1978/01/07~1982/05/01、全207回)の好評を受けてスタートした第2シリーズ(放送期間1983/03/05~1987/03/07、全191回)のエピソードの一つ。協力:京都 大覚寺、姫路城。【役名(演技者)】徳川吉宗(松平健)、大岡忠相(横内正)、辰五郎(北島三郎)、加納五郎左衛門(有島一郎)、おさい(春川ますみ)、津川文之進(堤大二郎)、さぎり(朝加真由美)、木葉才蔵(荒木茂)、龍虎(龍虎)、源三(園田裕久)、おまち(岐邑美沙子)、常(阿波地大輔)、鉄(井上茂)、筑波又十郎(原田大二郎)、根岸道斉(藤岡重慶)、丹下(剣持伴紀)、お艶(水島美奈子)、おかつ(片山万由美)、お熊(北川めぐみ)、加助(河合絃司)、牟礼伴作(牧冬吉)、左文字(森章二)、猪股(藤山良)、衛士(木谷邦臣)、宗兵衛(遠山金次郎)、定斉屋(蓑和田良太)、浪人(宮城幸生)、浪人の妻(美柳陽子)。【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成)】