直季(木村拓哉)は、自分が撮った写真が原因で由理を失ってしまったと激しい自責の念にかられる。警察に国府を指名手配してもらうよう敬太(ユースケ・サンタマリア)は言うが、直季は事件当夜の由理の足取りを独自に探り始める。 同じ頃、オーキッドスクエアの実那子(中山美穂)の元に由理からの手紙が届いていた。そこには一枚の写真を見て謎が解け始め、確信を得るためにある人物と会おうとしていること、実那子は自分の過去から目を離すべきではない、負けないでほしいということがしたためられていた。そして最後に『わたしも負けません。直季と苦しみを分けあい幸せになるつもり』だとも。 自分たちばかりが幸せになることをためらう実那子。しかし輝一郎は、国府の脅しに屈せず、立ち向かうべきだと言う。 その頃、直季は由理とよく来ていた東京タワーが一望できるあるビルの屋上にいた。最上級のウォッカを敬太に買いにいかせ、そこで二人きり、由理の葬式をはじめようというのだ。 直季は由理の殺害現場はこの屋上だと限定した上で、意外な推理を敬太に投げかける。「あの写真はサンタクロースの正体を撮影した。15年前の殺人事件の真犯人だ。 写真は大金に変わる。それを手に入れたかった人間がサンタクロースの他にもう一人いたんじゃないか・・・」。 ここまで聞いた敬太は急に焦りの色を浮かべた。 「どうした?その腕の引っ掻き傷は」。さらに迫る直季の鬼気迫る表情に、敬太はいたたまれずに全てを打ち明け始める・・・。
Name | Type | Role | |
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Nozawa Hisashi | Writer | ||
Kensaku Sawada | Director |