「音楽産業の30年」について取材を受けていた広重秋久(安田顕)は、質問に答える中で、ずっと目を背けていた29年前の“あの事件”と向き合うことになる。 1995年3月20日、地下鉄サリン事件。成績優秀で品行方正な高校生だった秋久(髙橋海人)は、人は簡単に死ぬということに衝撃を受ける。言いようのない感情を抱えていると、これまで縁のなかった同級生・鈴木翔太郎(中川大志)に突然呼び出され、「チームに入れ」と誘われる。