正彦(青柳翔)は誠(大東駿介)にそそのかされ、お金欲しさに形だけの「教団施設」を整え「教祖」を名乗り始めた。本尊はワインボトルを石膏で覆ったハリボテだが、詐欺的な行為だけはしないと心に誓う。持ち前の誠実さで、訪ねてくる人々の悩み相談に乗るうち、「霊が見える」という秋瞑(美波)、兄と性的関係があるという雅子(松井玲奈)、家庭の愚痴を長時間こぼす広江(石野真子)など「信者」が徐々に集まり出す。