藤子(田辺桃子)は、仁科(小関裕太)からストーカーをするきっかけとなった四年前の話を聞く。自殺を止めたことは覚えているが、まさかあの人が仁科だったとは……。前へ進むために会ったのに、藤子は仁科への想いを再確認してしまい、ますます気持ちの整理がつかなくなる。そして坂本(武田航平)にも曖昧な態度を取ってしまう。 一方、仁科は藤子に会ったことで、今までの自分から生まれ変わるために、ある決断をしていた。 藤子はベランダで佇みながら、もし仁科がストーカーだという事実をずっと知らないでいたら、どんな未来を迎えていたのだろう……と、思う。果たされなかった約束を思い出し、藤子はある場所へ向かった。