一人、教室の中で自分の世界を育む真面目な優等生であるD組の生徒。 ……だが、実はクラス全員から“標的”にされる不遇な人生を歩む生徒だった。 九条が1度目に歩んだ1年間では、1学期の途中で不登校となってしまう。 この新たな世界で、彼女の学校生活を変えることはできるのか―――。 3年D組クラスの命運を握るのは、彼女が心の奥底にしまい込んだ感情の数々。