区役所の獣害対策課に勤めている翠(北香那)は、特定外来生物に指定されているキョンが出没したと呼び出され、南條課長(安藤玉恵)と一緒に対応に行った時、謎の男(磯村勇斗)に助けられた。彼の名は山川ユキオ。古くから存在するといわれていた未確認生物・雪男と人間との間に生まれた存在だ。ユキオは、何事にも心の広い翠の母・茜(山下容莉枝)のスーパーの従業員として働くことになり、翠の実家での同居が始まった。
翠(北香那)の実家のスーパーで働き同居することになった雪男のユキオ(磯村勇斗)。そもそも雪男たちは巨大台風によって住む場所を失い国によって「発見」され東京に住むことになったのだった。ユキオと翠は、茜(山下容莉枝)の提案で東京見物に出かける。冬なのに暑い東京。自動販売機などに驚くユキオ。山に暮らしていたころは、人間は怖いと思っていたという。スーパーの面々も中々ユキオと打ち解けなかったが、ある事件が…
ユキオ(磯村勇斗)は職場のスーパーで賞味期限切れの食品が廃棄されていく東京の現実を複雑な思いで受け止めていた。そんな頃、雪男の友人・ユキムネ(吉村界人)と再会する。ユキムネは娘が欲しがるアイスクリームを買おうとするが金がない。ユキオは金を貸すが、ユキムネはどこかそっけなかった。翠(北香那)は害獣出没の連絡を受け出動。ユキオの影響で翠の生き物に対する考え方にも変化が訪れていた。
翠(北香那)が生まれる以前の話。茜(北村優衣)は恋人たちと山に出かけ猪に襲われそうになるがある男(宮尾俊太郎)に助けられた。下山したあとも茜は男の神秘的な魅力が忘れられず、一人再び山に向かい男と再会する。男に連れられて訪ねた場所では人々が薬草を摘み、火を起こし、共同で平和な暮らしをしていた…。時は戻って現在、倒れていた茜(山下容莉枝)は目を覚まし、山に戻っていたユキオ(磯村勇斗)も翠のもとに戻る。
ユキオ(磯村勇斗)と翠(北香那)は婚姻届けを提出したが、雪男との結婚は法律上認められていないとして受理されなかった。翠は紙切れ一枚の結婚にはこだわらなくてもよいと思い直すが、獣害対策課の南條課長(安藤玉恵)には、子供が欲しいなら結婚したほうがよい、と勧められる。スーパーの仲間たちも彼らの結婚を応援。なんとかして正式に結婚したいと願うユキオと翠が取った作戦とは?