北辰一刀流の剣客・伊東甲子太郎が弟子たちをつれて入隊した。同門の山南敬助は、共に国事に尽くそうと言われる。新選組の方針に疑問を抱いていた山南だったが、伊東にも共感できなかった。そんなとき山南は沖田が不治の病であることを知る。その夜、山南は隊を抜けた。彼を追ってきたのは、なんと沖田だった。追っ手がきたら斬ろうと思っていた山南だったが、彼は静かに剣を置くのだった。