沖田総司は労咳(肺結核)だった。隊士の日野の紹介で医者に診てもらったが、長くはない命だった。そんなとき沖田は名刀菊一文字を手に入れる。七百年生きてきたこの刀に対する沖田の思い入れが悲劇を呼んだ。日野が浪士に斬られたのだ。