佐山卓

郊外にある児童精神科、さやま・こどもクリニックの院長。佐山自身も発達障害(ASD)をもつ。大病院を実家に持ちながら、叔母が経営していた小さなクリニックを引き継いだため、一族の間では変わり者と捉えられている。だがその裏には佐山の、患者やその家族と触れ合う時間を大切にしたいという信念があった。さやま体操と呼ばれる風変わりな体操など、毎朝決まったルーティーンをこなす。チェロが趣味。