院長・佐山卓(山崎育三郎)のもと、遠野志保(松本穂香)は「さやま・こどもクリニック」で研修することになり、向山和樹(栗山千明)や産休明けで戻ってきた受付担当の市川渚(是永瞳)も揃ってクリニックは賑やかに。そんなある日、川島雅紀(戸塚純貴)が佐山のもとに相談にやってくる。川島が訪問介護を行っているうつ病患者の滝川治(岡田義徳)は小学4年生の娘・悠里(浅田芭路)と2人で暮らしているのだが、どうやら悠里は学校に行っていないようで、また発達障害の疑いもあるという。佐山の指示で、川島とともに滝川の家を訪ねることになった志保は、そこで衝撃の光景を目にする。家の中はゴミで溢れかえっており、その中で悠里がひとりご飯を作っていたのだ。さらに、万年床から出てきた様子の治はボサボサの髪に無精ひげを生やして、お世辞にも清潔とは言い難い。悠里は人懐っこく明るい印象ながらも、多動傾向が見受けられたこともあり、志保はなんとか治を説得してクリニックの予約を取り付ける。 後日、悠里を連れてクリニックへやってきた滝川は、先日とはまるで別人のように身なりもきちんとしてスッキリした表情で現れる。佐山は悠里がADHD=注意欠如・多動症の可能性があることを伝えると、滝川は悠里のために頑張るという前向きな言葉とともに、クリニックへ通わせることを約束してくれたのだが、佐山はなぜか心配そうな表情を浮かべる。その数日後、クリニックに警察署から連絡が入り…!?