家出した妻苑子に未練たらたらの明はある日、彼女の職場をたずねてしまう。だが、結局何もできずにその場を去る。一方「見張り参加拒否」を方針として打ち出す祖母・長谷川小夜(吉行和子)は頑(かたく)なに長谷川家を支配していた。孫娘の千里はそれを不満に思う。