明智が謀反を起こしたとのしらせを受け、寺から逃げるよう諭す柴田やお毛に対し、逃げて間に合わなかったら恥ずかしいと逃げるそぶりもなく「人間五十年」を舞う信夫。寺に火がかけられ、進退窮まった所に謀反人・明智が現れ、なぜ逃げないのかと怒り出す。何もかもどうでもよくなった信夫は、寺が炎上するさまを美しいと眺め、主従は燃え盛る本能寺あたりの寺でいつまでも舞い続ける