時は流れ、平成9年。診療所をたたんだ健次郎(國村隼)と町子(藤山直美)は、夫婦の時間を楽しんでいた。しかし、町子の忙しさは変わることなく、執筆に加え講演や取材と精力的に動き回る日々だった。そんなとき、昭一(火野正平)が平真佐美(なるみ)を連れて徳永家を訪れる。この女性と昨年からいっしょに暮らしているという。そして真佐美を連れて奄美に帰ることを打ち明ける。健次郎にも奄美に帰ることを勧めるのだが…。