子どものころの思い出話をする町子(藤山直美)と聞き入っている健次郎(國村隼)。不運が続きピンチに立たされた花岡写真館の結末、隣のカフェの女給の子ども朝子(植野瑚子)にむごいことをした後悔の念を語り、目が潤む町子だった。気づけば朝となり、丸々一晩語り明かしていたが、話せば話すほど2人の距離は近づき、それでもまだ話すことは、山のようにありそうで…。2人の時間の大切さをいっそう強く感じさせる夜になった。