新人作家の権威ある文学賞受賞の知らせが飛び込んだ花岡町子(藤山直美)。受賞の騒ぎで、すっかり忘れているようだったが、健次郎(國村隼)のプロポーズに対してまだ返事をしていない。翌日から町子の生活は一変する。健次郎と会う時間もないまま、町子の多忙な日々が続く。子どものころからの夢だった小説家として本格的に仕事を始めた町子。健次郎への返事は気になりつつも、今はただ、書くことに夢中の毎日だった。