とある田舎町・石丸村で来年、有名監督による大規模な映画撮影が行われることになった。そしてそのヒロイン(イケメン俳優の相手役)に町内で生まれ育った女優を抜擢する名目で、謎の指導者・百合園凛子(小沢真珠)がやってきた。石丸村唯一の劇団「そよかぜ」。主人公・久美(足立梨花)もその一員だった。 久美をはじめ、趣味程度で仲良くやっていた劇団員たちだが、百合園に奮い立たされ、徐々にお互いをライバル視し、争うようになっていく。その争いには、演劇の実力のみならず、狭い村での人間関係や女としてのプライドも絡み合い・・・止まることを知らない。