旅行誌『旅窓』で記者をしている青木亜木子(友近)は、「北方位に運命の出会いあり」という占いに触発され、北方位である日光・鬼怒川の特集企画を社長の田嶋寿美代(山村紅葉)に提案する。 社長の許可もおり、カメラマンの浅井亨(泉谷しげる)と共に鬼怒川を訪れた亜木子は、忘れ物を届けてくれた仁科亮介(東幹久)に早速一目ぼれする。 取材先の洋菓子店を訪れた亜木子と浅井は、パティシエの酒井優里(雛形あきこ)が、高級車からさっそうと現れた清水正俊(本郷壮二郎)と翌日日光で神前結婚式をすることを知る。結婚式を取材させてもらうことにした亜木子だったが帰り際、清水に近づく怪しい男・倉田(湯江健幸)が「一生秘密は守る」とささやいた言葉が気になる。 結婚式当日、亜木子は列席者の中にいた仁科と再会し運命を感じていると、清水と同じ会社の寺林慎一(野村宏伸)が仁科に声をかけてくる。その後、清水に取材を始めようとする亜木子だったが、そこに清水の元カノ・潤子(さとう珠緒)がナイフを手に清水に突進!危機一髪、仁科が助けに入り事件は未遂に終わる。 事件に動揺し、「しばらく一人にしてほしい」と言う清水と別れしばらくたった頃、亜木子が新郎控室前の廊下を通りかかると中からうめき声が。 ドアを開けると清水が苦しむ姿…!病院に運ばれるがその後清水の死亡が確認される。現場にやって来た刑事の植村修一(柳沢慎吾)は第一発見者の亜木子を事情聴取するが、死因も発表していないのに毒を飲んだと決めつけた言い方をする亜木子に疑いの目を向け…。 犯人扱いされた亜木子は自分が事件を解決することを決意!新郎控室に皺がついている木綿のハンカチが置いてあったことに着目した亜木子は、独身男性が訪れた可能性があると指摘する。その後、潤子も事件前に「殺す」という男の声が控室から聞こえていたと証言する。 司法解剖の結果、正俊は毒の入ったカプセルを飲んでいたことが分かる。カプセルが溶けるまでおよそ1時間の時差を利用した計画的な犯行だった。 一体誰が?そしてわざわざ結婚式当日に飲ませた理由とは…?犯人は清水を恨む者だと推理した亜木子は、前日清水に意味深な言葉を告げた倉田や、出世争いで清水に敗れた寺林を疑う。 一方、植村は清水が倉田に100万振り込んでいた事実を優里に報告。話を盗み聞きしていた亜木子は、倉田が掴んでいた秘密を探るため、ある方法を思いつく…!