週刊誌記者の小西茜(佐藤江梨子)はジュエリーデザイナー鳳陽司(東幹久)の新作発表会の会場でカメラマンの到着を待っていた。発表会に登場する人気モデル・柚木ルカ(蒲生麻由)を取材するためだ。 そこへ、盗撮犯と勘違いされ警備員に連れられたフリーカメラマン亜愛一郎(市川猿之助)が現れる。何とか誤解を解き、ショーを撮影していた愛一郎だが、発表会の目玉でルカが着用しているネックレスに違和感を覚え、偽物ではないかと指摘する。愛一郎の写真を使った説明に鳳もその事実を認め、手違いで本物はすでに依頼主へと送ってしまったため、レプリカを使用したのだと打ち明ける。レプリカを着けさせられていたと知ったルカは激怒し、取材を中止にして帰ってしまう。 数日後、ルカの死体が公園で発見される。編集長・一ノ瀬(草刈正雄)にルカの追悼記事を命じられた茜は愛一郎と共に関係者を取材することに。 まずは所属事務所社長の倉本(迫田孝也)に話を聞きにいくが、倉本をはじめ、気性の激しいルカをよく思わない人間は多かったらしい。 一方、警察は鳳を容疑者として捜査を開始。2人は半年前に写真週刊誌に密会の写真を掲載されていて、事件前日の夜にはルカの家を鳳が訪ねていたが会ってもらえずに帰る様子が防犯カメラに記録されていた。 そんな中、茜と愛一郎はルカの写真集を撮影した粥谷東巨(竜雷太)のスタジオへ向かう。出迎えたのは黒瀬美也子(有森也実)で、粥谷はアシスタントの永井詩織(朝倉あき)と撮影中だった。写真集の撮影エピソードをインタビューするが、粥谷はプライベートな話題になると口を閉ざし、退室してしまう。 その後、粥谷の作品が気になり、図書館へ向かった愛一郎の元へ、レプリカを見破った一件で愛一郎を気に入った鳳から連絡が入る。ロンドンでの新作発表会に連れて行くモデル候補を絞ったが、どのモデルにしたらいいかアドバイスがほしいという。候補の中にはルカもいて、愛一郎はその写真を見てあることに気付く。 また、写真週刊誌の鳳とルカの密会写真に実はもう一人関係者が映っていることを発見して…。