太平洋戦争開戦とともに、敵国人として横浜の抑留所で囚われていたオネスト神父(ラットバウト・モリン)が磯野家を訪ねてくる。はる(藤田弓子)が何度も面会に来てくれていたことを感謝する神父。また世田谷で、タマやウラマド姉妹の無事を確認してきたと言う。だが、焼け野原となった日暮里のウメたちは依然として安否不明のままだった。海を見つめるマリ子(熊谷真実)たちは、満州に渡った三郷のことも気にかかり…。