空襲の日に生まれた子を抱き、トミ子(村田みゆき)一家が引き上げて行った。千代(二木てるみ)も磯野家を出ようとするが、一平(益田喜頓)は、亡き高男が安心するよう磯野家で暮らせと諭す。連日、艦載機による機銃掃射に追われる中、東京の大宗(渡辺篤史)からマリ子(熊谷真実)宛てに手紙が届く。赤紙がきて、死を覚悟した大宗はマリ子への長年の想いを打ち明ける。そんな中、ついに広島と長崎に原子爆弾が落とされ…。