昭和19年6月、空襲警報が増えた鹿児島。マリ子(熊谷真実)は、隆太郎(戸浦六宏)の指示のもと、落ち着いて逃げる準備をする。福岡のマチ子(田中裕子)は留守を預かる磯野家を守ろうと、火はたきを持って敵機の飛ぶ空をひとり睨む。翌日、東郷家ではじゃんぼ餅を焼いて食べるが、マリ子は初めて新八郎(田中健)の好きな食べ物だったと知る。その夜、夢の中に白い着物姿の新八郎が出てきて、ケガをしてしまったと言い…。