昭和19年早春。学徒出陣に続き、若い女性が軍事工場に借りだされることになった。病床でも明るく振舞うヨウ子(早川里美)に、栄養をとらせたいマリ子(熊谷真実)たちは、度々農婦・テツ(今井和子)を訪ね、着物と食べ物を交換しに行く。愛想の悪いマチ子(田中裕子)に忠告するテツだが、マリ子の人の良さと働きぶりにより、大量の野菜と米を持たせる。そんな矢先、はる(藤田弓子)が家族バラバラに住もうと言い出し…。