戦果をあげるニュースがくり返し流れていたが、空襲を受け、元帥の死が報じられた頃、日本の戦況は厳しいものとなっていた。新八郎のことを思うだけで胸が苦しいマリ子(熊谷真実)は、手紙をはるに代筆してもらい、やりとりを続けていた。一方で、はる(藤田弓子)は敵国人として捕まった英国人のオネスト神父との面会を、たびたび懇願しに行っていた。怒鳴る看守(奥村公延)にもめげず、はる節で恩義について語り始めるが…。