<ラインナップ> ●842年 嵯峨太上天皇、崩御。朝廷内の権力争いが激化。 ●858年 藤原良房が摂政に。摂関政治の始まり ●869年 現代の「祇園祭」の元になったと言われる「祇園御霊会」が行われる。 <内容> 今回は800年代半ば、藤原氏が摂関政治をはじめた時代をみていく。政治を安定させていた嵯峨太上天皇が崩御するや否や、朝廷内で権力争いが起こり、藤原良房がライバルを排除。そして、自分の9歳の孫を天皇に即位させ、代わって政務を行う摂政に就任し、実権を握ることになる。摂政の地位は息子の基経に引き継がれ、その後55歳の天皇が即位すると、政務を補佐する関白に就任。藤原氏による摂関政治体制が確立する。一方この頃、嵯峨野や清水寺、桜の花見といった現在に続く京文化が生まれる。また、地震や噴火といった自然災害、赤痢やインフルエンザといった疫病が流行。その原因はこの世に思いを残した人々の霊のしわざであると考えられ、その霊を鎮めるための祭事、祇園御霊会が行われる。この御霊会がやがて毎年の祭りとなり、祇園祭と呼ばれるようになって、今日まで引き継がれる。