ベッドから動けない陶子(山崎紘菜)に、嬉しそうに食事を持ってくる久恵(北乃きい)。意識が朦朧としている陶子に、久恵は自分が薬を盛って陶子を病気にさせたこと、陶子のために本物の陶子(長井短)や継子(茅島成美)を殺めたことを語りだす。陶子が三上里矢子に戻ろうとしたから二人の関係性が壊れたとする久恵は、何もできない陶子の世話をする新しい関係性に喜びを見出していた。一方で、久恵は陶子の服を着てエステに行くなど、陶子に成りすまして派手な生活をするようになる。次第に久恵は自らを勝ち組、陶子は負け組といい、陶子に対してきつく当たるようになる。ある日、街行く人や店員から嘲笑われているように感じた久恵は、陶子の下の世話をしている時に、陶子との関係がこれまでと何も変わらないことを悟る。そしてエステから自宅に帰ってきた久恵は、驚きの光景を目にする。