明治時代をまとめる特別編、今回のテーマは「近代日本の帝国主義の歩み」。ペリー来航による開国から、わずか50年ほどの間に日本は日清戦争・日露戦争と、2度の戦争を経験する国に変貌した。そこには列強が示した「帝国主義」が大きく関わっている。アヘン戦争をはじめ、岩倉使節団の渡欧など、帝国主義を目の当りにした明治政府は、列強の後を追うように「西洋の帝国主義」を取り入れていく。サムライの軍隊から近代化された天皇直属の軍隊へ。近代日本の帝国主義はどのようにして生まれ、明治政府にどのような影響を与えていったのか…その歩みをたどる。