第17回 明治28年~日清戦争後のアジアとロシア南下の脅威

日清戦争に勝利し、莫大な賠償金と、台湾、遼東半島を手に入れた日本。ところが、アジアでの南下政策をとるロシアは、ドイツ、フランスと組み、遼東半島を清に返還するように要求してくる。ロシアとの圧倒的な戦力の差に、やむなく遼東半島を手放す日本。これを機にロシアを仮想敵国とみなし、賠償金の8割をつぎ込んで軍事力の増強を急ぐ。一方、台湾を手に入れた日本は、インフラ整備、産業振興、教育振興で近代化を進め、初めての植民地統治に成功する。そのころ、朝鮮では、ロシア寄りの政権が樹立。国益のために朝鮮半島を勢力下に置きたい日本は、朝鮮をめぐりロシアと駆け引きを行うが、南下を止めることができない。そしてロシアは、ついに遼東半島の旅順、大連を清から租借、念願の不凍港を手に入れ、ハルビンまでの鉄道も建設することになる。迫りくるロシアに、日本との緊張が高まっていく。

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  • Originally Aired February 15, 2020
  • Runtime 46 minutes
  • Network BS-TBS, BS-TBS 4K TBS (JP)
  • Created January 8, 2022 by
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  • Modified January 8, 2022 by
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