幕末、徳川幕府は欧米列強の圧力に屈して、鎖国政策を解きました。そんな、幕府の外交への不満は「倒幕」という形で現れ、薩摩や長州など討幕派は幕府を倒す機会をうかがっていたのです。そんな中、江戸幕府の終わりを告げる「大政奉還」が行われたのは、慶応3年10月のことでした。そして新政府の樹立を宣言した「王政復古の大号令」は12月。その間、わずか2か月。しかし、この2か月間を細かく見ていくと、日本の歴史を変える様々な出来事が起きていました。それは教科書でも教えない、私たちの歴史の1ページなのです。