報奨金と自分の組を持たせてもらうことを条件に、敵対組織の組長を襲撃した陣内宗介。14年後、出所した陣内はかつての兄弟分、さとしと再会する。
組時代の兄貴分で、刑務所行きのきっかけを作った男、平松を訪ねる陣内。バットで殴りかかろうとした陣内は、すっかり様子が変わった平松の姿に驚く。
娘との再会にささやかな幸せを感じたのもつかの間、仕事をクビになってしまう陣内。就職活動中の陣内は、街で刑務所時代の知り合い、シゲに遭遇する。
インフルエンサーのリサから陣内にメッセージが届き、自宅に帰るとそこには娘、ナツキの姿が。陣内はリサが自分に気があるのではと妄想を膨らませる。
リサから、ナツキも連れて一緒に海へ遊びに行こうと誘われる陣内。さとしと焼肉屋に出かけた陣内は、彼から今でも変わってないものはあると諭される。
社長に土下座をし、なんとかクビを免れた陣内の前に、息子のカイトが姿を見せる。久々の再会を喜ぶ暇もなく、カイトの口から衝撃の事実が告げられる。
ひき逃げで逮捕された平松の面会に赴く陣内。彼のためにひと肌脱ごうとかつての弟分であるHIROに連絡を取った陣内は、逆にリサのことで忠告を受ける。
リサが自殺したという知らせを聞いた陣内は、突然の悲劇にただぼう然とする。帰宅した陣内は、ショックのあまり自分の部屋に引きこもってしまう。
今まで見えていた夜勤部長の姿が消えてしまったことに、動揺する陣内。彼は刑務所暮らしで書き連ねた日記をもとに、自分の人生の物語を書き始める。
14年前に自分が犯した取り返しのつかない過ちに、陣内は向き合うことに。死に物狂いで自伝を書き上げる陣内のもとに、1本の電話がかかってくる。