大学で研究を続ける好並一樹(伊藤淳史)は、バイトを掛け持ちする苦しい生活ながら、同僚の柏木(桐山漣)や幼なじみの智子(佐々木希)に「いつか人の役に立つ物質を見つけたい」と夢を語る純粋な青年だ。ある日、担当教授の山本(矢島健一)が懇意にする製薬会社社長の北野(西村まさ彦)から相談を持ち掛けられる。北野の会社が卸した調味料でアレルギーが多発していると言うのだ。その依頼がやがて一樹の運命を変えていく…。