私たちはどのように「死」を迎えてゆくのか。それは本人ばかりか家族も悩む大きな問題だ。多くの人が長寿となり、死の風景も変わってきたという。近年増えてきたのが“老衰”。自宅や施設で見守られて亡くなる人も増えている。穏やかな最期を迎えるとき、肉体で何が起きているのか、その解析も進む。死を見つめる心のケア、家族と過ごす終末期など、対応する医療も変わりつつある。さまざまな現場から「死の迎え方」を考えてゆく。