不倫相手の萌(萩原みのり)と温泉旅行に向かった正隆(北山宏光)。そこで萌から妊娠を告げられる。正隆が、堕胎するよう告げると萌は困惑するも、その言葉を受け入れる。自宅に戻った正隆は、子供を望んで産婦人科へ通う妻・雪映(中村ゆり)の診察券を見つけると、「子供なんていらねぇだろ」と吐き捨てる。そんな正隆は、自分の生い立ちから“家族”という存在と向き合えなくなっていた…。