徳川家康は石田三成らを六条河原で処刑しました。そして、助左衛門を大坂城に呼び出して、堺の町を閉じて商人たちを江戸へ移すように命じます。助左衛門は堺の町を、江戸にではなく、ルソンに移そうと決めて、同行者を募ります。今井宗薫らは江戸に行くことを決めたため、助左衛門は一生涯の別れに、胸に秘めた30年間の思いを美緒に告白します。そして、黄金の花を咲かせた堺の町に自ら火を放ち、ルソンへ船出しました。