「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出(い)でし月かも」遣唐使・阿倍仲麻呂が故郷を思って詠んだ歌である。そんな仲麻呂を重用したのが唐の皇帝・玄宗。名君である。玄宗が50歳を過ぎて、恋に落ちた人が“楊貴妃”。当時22歳。玄宗は皇帝の仕事を忘れ楊貴妃に夢中になった。2人の恋は、国を傾けたといわれる。はたして恋が国の行く末を左右したのか?岡田准一、井戸田潤、かたせ梨乃、夢枕獏がプロファイル!