千代(杉咲花)と一平(成田凌)の家は、運よく空襲を免れ、住む場所を失ったみつえ親子が居候することになった。そんな折、寛治(前田旺志郎)が満州に渡り、慰問団に入って給金を仕送りすると言いだす。千代と一平は大反対するが、寛治は、千代と一平、そして劇団のおかげで初めて人の役に立ちたいと思うようになった気持ちを真剣に語るのだった。数日後、朝早くに旅立とうとする寛治を前に、千代はある条件を突きつける…。