帝都テレビの看板報道番組の報道記者・朝倉多香美(新木優子)は、あるつらい過去を抱えながらも仕事に誇りをもって取り組んでいた。そんな中、女子高生誘拐事件が発生。先輩記者・里谷太一(池内博之)と多香美は、スクープを狙い警視庁捜査一課の刑事・宮藤賢次(高嶋政伸)を尾行。無残にも顔を焼かれた被害者の遺体を目撃する。やがて多香美は犯人につながる大きなスクープをものにするのだが、これが原因である事件が起きる。
誘拐殺人事件の重要参考人として多香美らが報じた女子高生・仲田未空が自殺を図った。マスコミに追われる未空の家族。「これがあなたのニュースの結果」とライバル局の報道記者・三島奈那子(高梨臨)に言われ、苦悩する多香美。そんな中、里谷は無心に取材をする多香美に私情を挟まれたら迷惑だからこの事件から降りろと言い放つ。一方、事件を追う宮藤は多香美のことが気になり彼女の過去を調べていた。
警察が緊急記者発表を行なう一報が入る。犯人逮捕が近いと読んだ多香美は赤城昭平(嘉島陸)を尾行。しかし、尾行に気が付いた赤城は「お前らは最初っから間違ってる」と迫る。事件の真相が明らかになっていく中、多香美はつらい過去が世間にさらされマスコミに追われる立場に……。一方、不穏な動きをする編集長・兵頭邦彦(池田成志)に違和感を覚える里谷。そして、気掛かりが残る宮藤は事件現場に足を運びあるものを発見する。
誤報の責任を負わされ関連会社へ出向を命じられる多香美。報道記者として失格だと失望するが「誰も当てにするな。お前の事件だ」そう里谷に言われ、決意を固める。そんな中、犯人が逮捕され、奈那子の独占取材を受ける被害者の父・東良伸弘(甲本雅裕)は無念の想いを語る。一方、事件はまだ終わっていないと考える宮藤は、多香美に自分の目で真実を確かめるべきだと告げ……。果たして事件の真相は? 報道記者としての正義とは?