肌寒くなった初秋、紅葉を求めてヒロシが向かったのは、標高1400メートル、群馬県奥利根川上流の野営キャンプ場。道中、緑から赤く染まっていく街道沿いの景色にヒロシのテンションも上がる。錦秋の落ち葉が敷き詰められたキャンプ場に興奮したヒロシは、これまでとは微妙に色が違う新作ハンモックをおろし、至極満悦する。ブナの木に抱かれたひとりぼっちの贅沢な時間が、ヒロシを包み込む・・・。