日本はどのように誕生し、国家となっていったのか… この疑問に答えてくれる貴重な資料が、 日本初の国家公認の歴史書といわれる『日本書紀』である。 今から1300年以上前の飛鳥時代に、 第40代・天武天皇の命によって編纂が始まり、 およそ40年もの月日を費やして奈良時代に完成した。 そこには神々による日本の創生と、歴代天皇家の事績が記され、 “日本の歴史”として時を超えて読み継がれてきたが… そこに記されていたのは、 天武天皇をはじめとする時の権力者たちが都合よく作り変えてしまった “虚構の歴史”であった… 大海人皇子と大友皇子が皇位を争った、古代最大の内乱“壬申の乱”。 これに勝利し、天武天皇となった大海人皇子が日本書紀によって隠蔽した 不都合な真実とは? 大化の改新の発端となった蘇我入鹿の斬殺。 しかし入鹿は悪人ではなく、 中大兄皇子と中臣鎌足は事件の首謀者でもなかった? 日本書紀によって改ざんされた事件の意外な真相とは? 歴史とは一体何なのか…常識が覆る古代史ミステリー。 お見逃しなく。