織田信長。 明智光秀による謀反「本能寺の変」がなければ、天下統一を成し遂げたであろう戦国の革命児だが、彼も最初から、巨大戦力を擁した大大名だったわけではない。 信長は、尾張国の守護・斯波氏に仕える守護代・織田家の更に分家、家老という身分に過ぎなかった。 そんな身分から、どうやって天下取りへと駆け上がったのか? その最初の野望は、自国・尾張の統一だった! 奇矯な振る舞いから「うつけ」と呼ばれ、疎んじられていた信長を、 信秀は、後継者に指名する。「尾張の虎」と呼ばれた父は、「うつけ」ぶりの真意を見抜いていたのか? 19歳で家督を継いだ信長。「尾張統一」の戦いの前に立ち塞がる敵、また敵。 しかし信長には幼いころから共に鍛え上げた 最強の家臣団「馬廻り衆」がいた! 比類なき発想の戦略と、最新鋭の兵器を備えた戦闘集団の秘密とは? 「尾張統一」への最大の壁となったのは、弟だった! 母や重臣たちの後ろ盾を得て反旗を翻した弟・信勝。 血を分けた兄弟を斃すため、信長がとった奇策とは? 若武者信長・尾張統一の物語!